USER VOICE

生き残るために、変わることを恐れない。
筋肉質の企業体質へ!

株式会社ナウエル

代表取締役副社長 酒井登

  • 「すごい会議」を実施するきっかけ、受けたときの印象を教えてください。

    非婚化や少子化の進行をはじめ、当社を取り巻く経営環境は厳しいものがあり、これらを克服するには、企業体質を変えることが急務と考えています。 それには、われわれ経営陣だけではなく、社員ひとりひとりが危機感を共有し、問題解決を心がけることが大切です。
    ただ、社内では連日、数多くの会議が開かれていましたが、活発な議論や協議が交わされる本来の会議とはほど遠く、たんなる報告に終始しているのが実情でした。そんなときに、出会ったのが「すごい会議」です。ブライダル関係の方から雨宮さんを紹介されたのがきっかけでした。
    コーチングには、さまざまな手法がありますが、「すごい会議」は私がめざす方法論や手段を、見事に具現化していると感じました。自分の中に、「会社や社員を変えたい」「変えなければ、生き残っていけない」という思いがあり、「すごい会議」の変える力に非常に共感しました。
    また、かなり緊張気味だった参加メンバーに対し、雨宮さんはジョークを連発して、和やかな雰囲気をつくってくれました。厳しいだけではなく、ユーモアもあり、問題をブレイクスルーできるよう導いてくれる。そこが雨宮さんの魅力ですね。

  • 「すごい会議」の前と後で社内にどんな変化が起こりましたか。

    「すごい会議」の参加メンバーは、私を含めて10名。「すごい会議」への期待が大きい反面、今までにない手法でしたので、2回目、3回目くらいまでは何をすべきか把握できず、戸惑いもあったようです。中には前日になると、「つらい、キツい」など緊張や不安を訴えるメンバーもいました。
    私の想像ですが、人間、新しいアクションを始めるときは痛みを伴い、それを乗り越えると生まれ変わったようになります。不安いっぱいだったメンバーも回を追うごとに、当日の「すごい会議」が終わると、晴れ晴れとした顔になっていくのが印象的でした。
    「すごい会議」を通して目的・目標を明確化することができ、新しい行動にチャレンジできるようになったからだと思います。参加した私と同年代の男性社員の感想は、「夢を持てるようになった」。これは、彼の内面で何かが、根本的に変わったことを象徴する言葉でした。

  • 「すごい会議」のすごさを実感したのは、どんなときですか?

    手応えのある変化が起きたのは、「すごい会議」の最後の2回目くらいです。参加メンバーだけではなく、全社的かつ横断的に動きが広がりました。そのときは、オブザーバーとして社内30セクション、40名くらいの人たちにも参加してもらいました。
    取り上げた問題のひとつが「結婚式の成約数が伸びないブライダル部門は、このままだと今期、赤字になる」。赤字転落を防ぐのに必要な成約数は、あと半年で26件。参加者全員、必死でアイデアを出し合いました。セクションを越え、これほど活発な議論が交わされたのは初めてで、これが本当の会議だと思いました(笑)。
    そんな中、典礼部門の男性社員から出された提案が、「全社員が1件ずつ紹介すれば、全社で120件の情報になります」。これだ!すぐさま各セクションの合意を得て、目標情報80件、期限を10日間と設定。社員もそれぞれの情報網を総動員した結果、112件もの情報が寄せられました。
    うれしかったのは「すごい会議」を通して、ブライダル部門以外のスタッフも危機感を共有し、部門の垣根を取り払ったこと。さらに、解決するための目標を立て、実行し、目標以上の成果を達成するなど、今までやらなかったこと、できなかったことが、一気に実現できたことです。

  • 「すごい会議」で社内にどのような変化や効果をもたらしましたか?

    さまざまな反応がありましたが、顕著だったのはモチベーション・コントロールできる人が増えたことです。たとえば、権限委譲についても、上司が「主体性を持て!」と、号令をかけるのではありません。
    「任せて、やらせて、ほめる」スタイルです。部下たちも「すごい会議」を通して自発的に思考することを学び、アイデアを提案し、それらを実現するために、自らアクションを起こしていく…。そうした仕組みがシステマティックに、速やかに導入できたように思います。
    「すごい会議」とは主体性を持たせるための、具体的なツールの集合体であるというのが私の印象です。変わったことと言えば、社内の雰囲気もよくなりました。「すごい会議」実施後は、以前からの改革の相乗効果もあり、主体性のある仕事ができるようになって、やる気が生まれたように思います。
    それに伴い、職場の雰囲気も明るくなり、今では用事がなくてもコーヒーを飲んで、ずっと過ごしたい職場に変わっています。

  • 「すごい会議」を経て、今後の目標を教えてください。

    「すごい会議」の売上面での効果として、ブライダル部門は震災の影響もあり厳しい状況ですが、典礼部門は12億42百万円、前年比105%と増加しました(2011年9月末)。
    今後の課題として少子化などが、われわれのビジネスに与える影響は、想像以上になるかもしれません。どんなに経営環境やマーケットが悪化しても、着実に利益を残せる筋肉質の企業体質に変え、生き残っていきたいと考えています。
    「すごい会議」を通して社員の多くが、課題を見出し、解決するにはどうすべきかを考えるようになりました。また、経営陣としても会社の将来のあり方や展望などを、改めて考え直すきっかけとなったことは、非常に大きな意義があったと思います。

  • 「すごい会議」や雨宮さんに対する今後の期待をお聞かせください。

    雨宮さんに是非やってほしいことは役所などの行政や社団法人などの団体、学校、教師といった教育の現場で「すごい会議」によるコーチングです。
    例えば生徒の成績で評価するといった教育の現場や業績が見えない、変化がない行政の仕事の中で目標、プロセスを明確にし、導くことできっと今までにない変化が起き、世の中がおもしろいことになるのではないかと思います。変化し続けることから幸せになれるようなコーチングを問題を抱えるさまざまな人たちへ広めてほしいです。

USER VOICE 一覧へ戻る

PAGE
-TOP