USER VOICE

婚礼だけでなく社内そのものを活性化

ANAインターコンチネンタルホテル東京

商品企画支配人 八木大

  • ANAインターコンチネンタルホテルのマーケティング、ブランディングの担当者として、商品やイベントの企画・実施、さらに広告宣伝も担当。
    「雨宮さんからは『見た目を若くする』ということも大事なんだと学びました。
    幹部クラスでのセッションの大成功を受け、婚礼を活性化するプロジェクトにも『すごい会議』が導入された。チーム名は「例の話実行委員会」。集められたメンバーは婚礼のスタッフだけではなく、企画、役員秘書など、役職や部門、年齢も様々な混成チーム。「どのようにすれば婚礼のゲストが喜びにあふれ、ホテルの収益につながるか」の命題に取り組んだ。

  • 第一印象は「ドン引き」猜疑心を持って初日を迎えました

    最初に総支配人から呼び出しがかかり、婚礼のプロジェクトをやるからそのメンバー に選ばれたよ、とだけ言われ、当時いろいろなプロジェクトをかけ持ちしている状態だったので、また増えたか、くらいの気持ちでした。 セッションの前に雨宮さんからチームメンバー全員に電話でヒアリングがあって、そのときにいきなり「八木さんの将来の目標は何ですか」と言われ、なんなんだこの人は、と。ドン引きですよ。
    「会ったこともない人間に対してなぜ自分の将来について語らなくてはいけないのか、意味がわからない」と答えました。今思えば、意識的にそういうアプローチをしたのかな、と思いますけど、そんなわけでセッション初日は猜疑心いっぱいで臨みました。
    プロジェクトが成功するかどうかって、初回のキックオフで顔ぶれを見るとなんとなくにおいでわかる。チームメンバーをみても、マネージャークラスではない若いスタッフも入っているし、大丈夫なの?と思うところがありました。

  • 年齢や経験に関係なく、フラットに意見を言い合うことでうまれてくるもの

    そんなだったので、セッション中はなんとかして雨宮さんを困らせてやろうと思っていました。絶対ボロを出してやろうという気持ちだったんですね。まず基本的に積極的に答えない。「わからない」とかね。そのとき、雨宮さんに「八木さん、みんなが言ったことをボードに書いてもらえますか」と言われたんですよ。書く業務をやらされると、責められなくなるんですね。はっとしました。
    こういうやり方もあるんだなと。セッションが進むにつれて、若いスタッフたちの意見をきいていたら、思っていた以上に彼らがいいこと言うんですね。あるいは考えていることが同じだったり。実はそれまで、若い人たちからフラットに意見を聞く、ということをちゃんとやったことがなかった。年齢や経験に関係なく、みんながフラットに意見を言い合うことですごくいいものが生まれる瞬間を目の当たりにしたんです。

  • いちばん身になったのはスムーズに大きな成果をもたらす会議の進め方、アプローチの方法を学べたこと

    それまで私は、「俺が全部責任とるから俺のいうことを聞け」という押しつけタイプの人間でした。ひとりで決めた方がはやいし効率がいい、人に何か言われたくない、そういうところがすごくあった。
    これって、勝ち続けているときはいいんですが、絶対に負けるときがあるんです。そんなに人間ってついていない。負けたときは、私の決断のせいでチーム全員が奈落の底ですからね。
    『すごい会議』で、雨宮さんの手法というか、みんながフラットに意見を言い合えて、みんなが「やらされる」のではなく「やる」、というプロジェクトのもっていきかたを知ったら、絶対こっちの方がいいんです。だから途中からは、雨宮さんのリーダーシップや会議の進め方ばかりみていました。休憩時間にも「こういうケースのときはどう発言するの?」と会議の進め方、アプローチの仕方をばんばんきいていました。

  • 『すごい会議』は会社に勤めてから最高の収穫です

    その後、「20周年プロジェクト」の際に『すごい会議』で学んだことを元にプロジェクトを組み立てました。問題点の洗い出し、アクションプラン、コミットメントリスト。準備期間がほとんどないなかで、客室にオリジナルアロマを取り入れたり、エクゼクティブフロアの朝食メニュー改革、レストラン部門のキー商品の開発、山梨県での植林活動、キャラクター「ロイ」の作成など、様々なことをスムーズにかつ大きな成果として成し遂げることができました。
    私自身の変化で言えば、この出会いがなければ、高慢でわがままな人間になっていたかもしれません。「ゴール」を見失わず、常に「コミット」し、問題に「正面」からぶつかる姿勢は、この『すごい会議』で学んだことです。会社に勤めてから最高の収穫です。

USER VOICE 一覧へ戻る

PAGE
-TOP